タバコのヤニは、油汚れ同様、対処の難しいしつこい汚れです。特に壁紙がヤニ色に汚れてしまうと、壁紙自体を張り替えてしまう方が、一生懸命掃除をするより効果的な場合もあります。しかし、汚れがまだひどくない状態であれば、ヤニ汚れでも落とすことは可能です。
タバコのヤニにはアルカリ性洗剤を使う
タバコに含まれる「タール」がヤニの正体です。ヤニは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使って対処します。一般的な製品は「マジックリン」。お湯1リットルに対し、マジックリン50cc程度に薄めて、雑巾で壁を拭いていきます。ただ、ヤニは強力なので、そうかんたんには落ちないかもしれません。その場合は重曹を使ってみましょう。
重曹でタバコのヤニを取る
ベーキングソーダとして、お菓子作りをする人にはおなじみの重曹。お掃除でも使えることは皆様、ご存じでしょう。重曹はタバコのヤニ落としにも効果があります。お湯1リットルに対し、スプーン5杯程度を入れた重曹水を作り、やはり雑巾で壁を拭いていきます。重曹は研磨効果があるので、しつこいヤニの場合は、直接雑巾にふりかけて使ってもいいでしょう。
汚れが取れたら、水拭きで洗剤や重曹をすすぎ、最後にから拭きして仕上げます。
いずれにしてもタバコのヤニ掃除はたいへん
壁の材質によっては、重曹や洗剤が塗装等に影響する可能性があります。どこか目立たない場所を試しに拭いてみるなどしてから作業を始めるようにしましょう。