ハウスクリーニングのプロには技術と経験が備わっています。汚れにも種類があり、プロはそれぞれの汚れに合わせて作業し、汚れを取り除いてくれます。技術や経験というものは、仕事を積み重ねることでだんだんと身について行くものですが、そのバックボーンには必ず基本があります。このハウスクリーニングの基本を知っておくと、一般家庭における普段の掃除にも役に立ちます。
準備が大切
掃除を始める前に、これから立ち向かう「汚れ」に対応するための準備が必要です。その汚れは油汚れなのか?それともカビなのか?その汚れの種類により、クリーニングに必要な洗剤やツールは変わります。汚れの種類に合わせた洗剤とツール選びは、基本中の基本です。
上から下へ、掃除は「向き」が大事
重力がある限り、物は上から下へと落ちていきます。汚れはどうでしょう?当然、上から下へと落ちていきます。即ち、床の清掃後にテーブルの拭き掃除をするのはナンセンスです。このように、掃除は基本的に上から下へと進めていきます。ただし、壁の掃除は下から上へ行います。壁の場合は上から掃除を進めると、洗剤が垂れる可能性があるからです。
外せる物は外す
たとえば、プロのハウスクリーナーがレンジフードの清掃を行う場合、取り外せるパーツはすべて取り外して作業しています。こうすることでパーツのひとつひとつを丁寧に洗浄することができます。シャンデリア清掃のプロフェッショナルは、あの繊細なパーツ類を、外せる物は外してていねいにクリーニングするそうです。外せる物は外すことで清掃効率が上がるのです。