バルコニー壁の汚れは、ほんと厄介者です。

今回は、お住まいのバルコニー壁の汚れについてお話ししたいと思います。
ハウスクリーニングのご質問で「お掃除にバルコニーは含まれますか?」とよくお問い合わせいただきます。


「はい、バルコニーはもちろんさせていただきますが、内側のコンクリート壁は含まれません」とお答えしています。
内側の汚れー そう、あの泥水が流れたような雨垂れ状の跡のことです。

なぜ施工対象外なのか?
残念ながら時間をかけてもほぼ効果がないからなんです。ー効果がないーまぁ、そこまで言うと語弊があるかもしれませんが、特に築の古いお住まいの内壁の汚れはまず取れません。勿論、私達もありとあらゆる手を使って色々試してみました。しかし現状、これといった手段が見つかりません。
水垢落としや、市販されている中性洗剤を希釈してナイロンタワシで根気よく擦ってみるのがとりあえず一番効果的ですが、絶対的な効果は望めません。効果がお約束できない作業に対して、お客様から対価はいただけません。ですから施工対象外とさせていただいています。

では始末の悪い、あの汚れの原因は何なのか?
様々あると思いますが、個人的には、雨水に含んだ不純な汚れと、大気中に舞っている車の排ガスの油汚れが合わさって、あのような落ちにくい雨垂れ状の黒ずみが作られてしまうという説が、最も確信に近いと思っています。

雨垂れ汚れです。嫌ですね

しかし、あの雨垂れ状の汚れ、本当厄介ですよね(困)。
一番簡単なやり方は、汚れの上から塗装し直すのがベストです。しかし分譲マンションの場合、厳密に言えばバルコニーは専用使用できますが、法的には共用部分になりますので、組合から許可なく手を加えるのは規約違反になりますので、許可を取ってから行いましょう。

また綺麗に塗装した後は常に目を配り、小まめに清掃する事で、美しく保つことが出来る筈です。新築を購入された方も同様です。目立ち始めた時からでは遅いので気をつけたいですね。

そういえばバルコニーの壁が、ガラスになっているのも良く見かけます。何となく割れたらどうしよう?っていう心細さを感じたりしますが、性能上は全く問題ありません。眺望も開けますし、何より雨垂れ汚れがつきません。よくよく考えるとガラス壁は手入れが楽で優れものですね。壁がガラスになっているバルコニー

物件を購入される時はちょっとしたことですが、こうした面を頭の片隅に留めておいたほうが良いかもしれません。

ちなみに弊社では壁がガラスの場合は、クリーニングの範囲にさせていただいております。この場合、本当に綺麗になりますよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です